頑張りすぎないために自分でできる対策
ストレスは仕事へのパフォーマンスを下げます。すると自分が求めている結果からはどんどん離れていくことになります。
それがさらにストレスを悪化させ、自分ではどうしようもなくなっていくのです。
自分は仕事を頑張りすぎる傾向にあるな、と感じている人におすすめなのは以下の方法です。
●スケジュールを見直す。
オン(仕事)とオフ(プライベート)を独立させ、別々のものとして考えます。予定を立てるとき、オフが極端に少ないときは要注意。
まず、オフで絶対動かせない予定を入れてしまいましょう。例えば、温泉に行くと決めて宿や新幹線などを予約してしまうことです。
最初は無理やりですが、そうでもして必ずオフの時間を確保すること!
●頼めることは頼んでしまう
人に頼むのが苦手な人、人に任せて思うようにならないとイライラする人にとっては、試練ともいえるかもしれませんが、人にうまく頼める人が結果的に人から信頼されるようになります。なぜなら、人を信頼する人じゃないと、人に信頼されないからです。
●100点じゃなくていいと考える
人間はいつでも100%のパフォーマンスを出せるということは不可能です。どんな立派な経営者であっても、です。それを経験した上司は分かっています。
100%を目指すのが仕事ですが、仮に80%、50%であっても「だからといって、自分の価値が下がるわけではない」と理解しましょう。
●ときには転職を考えてみても
人には向き不向きがあります。また適材適所と言われるように、人はちゃんと適所に置かれると、高いパフォーマンスを発揮するものです。
その重要性を企業も気づきはじめ、社員の適性診断を取り入れているところもあります。
コツコツとした事務作業をやらせたら、ものすごいパフォーマンスを発揮するのに、営業に配属になった…では、もともと持っている能力を活かすことはできませんよね。
もしかしたら、自分もそうかもしれない…と考えてみることも、ときには必要です。
私がおこなっているバイオリズム分析学で、持って生まれた能力適性がわかるのですが、それにともなって配属を変えたとたん、「え?あれがあの○○さん?」というくらい、どんどん伸びていったという人は多いです。
頑張るのは美徳ではありません。
頑張れるのは、十分な休息があってこそ。
身体と心にたっぷりと栄養を与える時間は、人が眠らないと死ぬように、絶対的に必要なものなのです。
あなたが過労死したとして、誰が褒めてくれますか?誰が評価してくれますか?
死んだあとに褒められても、評価されても、もう分かりませんよね。
仕事はあなたの能力を活かし、社会に貢献できるひとつの手段ですが、仕事の目的が「自分を認めて欲しい」、ではいつかきっと心が悲鳴をあげてしまいますよ。
自分にとって、豊かな人生とはなんなのか?という軸をしっかり持ってくださいね。